国際水準GAP【穀物】

このページの内容は、農林水産省「国際水準GAPガイドライン」を引用しています。

下記URLに掲載されています。
国際水準GAPガイドライン:農林水産省https://www.maff.go.jp/j/seisan/gizyutu/gap/gap_guidelines/index.html

区分

経営資源

農業生産工程段階

全般

品目

共通

分野

環境保全

取組事項

周辺住民等に対する騒音、振動、悪臭、煙・埃・有害物質の飛散・流出等の配慮と対策の実施。

解説

農場を継続的に運営していくためには、周辺の方々の理解が必要です。
まずは自らの農場の周辺環境、住民の方々を把握し、周りの人や施設に迷惑をかけていないか、過去にトラブルとなったことがないか、自治体や自治会組織に相談が持ち込まれていないか、把握します。
例えば、機械操作の騒音トラブルがあるなら、深夜早朝の作業はしない、堆肥の悪臭が迷惑になっているなら、堆肥場を移動する、完熟化を促進する、切り返し作業時に回覧等で周知するなどして、トラブルを解消するための対策を講じます。
トラクターで公道を走る場合、機械やタイヤに付着した泥を公道に落とさないように清掃する、落とした場合は取り除く、「低速車マーク」を表示する、アタッチメントには灯火器類を追加するなど、道路運送車両の保安基準を遵守することも大切です。
また、公道に車両を長時間駐車することも避けましょう。
番号 10 と合わせて、環境へのリスクに周辺住民への迷惑行為も含めて抽出、検討することでトラブルを未然に防ぐことも大切です。
住民と良好な関係を維持できれば、生産活動への協力も得られます。
迷惑をかけていないか、情報を把握するためにも、積極的にコミュニケーションを取りましょう。

具体例と想定される対策

番号

48-1

【具体例】

堆肥の製造による周辺住民への悪臭被害が発生。

【想定される対策】

堆肥の発酵を促進させるよう切り返しやエアレーションを実施する。
堆肥の製造場所、原材料を変更する。
風向きに注意して切り返し作業を行う。
切り返し作業時に回覧等で周知する。

番号

48-2

【具体例】

廃棄物が飛散して近隣住民とトラブル発生。

【想定される対策】

廃棄物が飛散しないようにネットやカバー等を展張する。

番号

48-3

【具体例】

公道にキャリアカーを駐車したまま長時間放置し交通障害が発生。

【想定される対策】

ほ場近くに駐車スペースを確保する。
駐車可能な場所にカラーコーン、車止め等を設置して安全に駐車する。

区分:
農業生産工程段階:
品目:
分野:

関連

経営体制全体

生産体制全体

リスク管理

人的資源

経営資源

栽培管理

専用項目

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