国際水準GAP【穀物】

このエリアの内容は、農林水産省「国際水準GAPガイドライン」を引用しています。

下記URLに掲載されています。
国際水準GAPガイドライン:農林水産省https://www.maff.go.jp/j/seisan/gizyutu/gap/gap_guidelines/index.html

区分

経営資源

農業生産工程段階

全般

品目

共通

分野

食品安全

農場経営管理

取組事項

ほ場や施設から通える場所での清潔な手洗い設備やトイレ設備の確保等による衛生管理を実施

解説

手洗いのルールを決めても、作業場所から離れたところにしか手洗い施設、設備がなければ、実行するのは困難です。
また、洗浄剤、消毒液などの適切な備品等を準備していなければ、衛生的な手洗いは行えません。
そこで、手洗い設備の設置、備品の準備、衛生的な状態を確保し、十分な機能を有するように維持管理することが重要です。
また、食中毒や感染症の防止のため、手洗いのタイミングと正しい手洗いの仕方について、作業員に周知、徹底をします。
ほ場も含め、作業する場所から短時間で行けるトイレを確保します。
借りることができる公共のトイレの場所等も把握しておきましょう。
農産物取扱施設では、作業員の性別と人数に見合った数を確保しておくことも大切です。

具体例と想定される対策

番号

29-1

【具体例】

手洗い施設が離れているため、手洗いをせずに農産物に触れ、汚染が発生。

【想定される対策】

作業場の近くに手洗い施設、設備を設置する。
必要な備品を準備する。
手洗いの重要性を教育する。

番号

29-2

【具体例】

手洗い場における石鹸、手拭き等の不備により、手洗いの効果がなく、汚染が発生。

【想定される対策】

液体ハンドソープやペーパータオル等、施設、設備の設置場所や環境要件に合わせた手洗い用備品を準備する。
手洗い用備品が十分に機能するよう、定期的に交換する。

番号

29-3

【具体例】

近くで使用できるトイレがなく外で排泄し、ほ場の汚染が発生。

【想定される対策】

近くに使用できるトイレを確保する。
借りられるトイレの位置を把握する。
作業者にトイレの位置を周知する。
ほ場の汚染により発生するリスクを作業員に周知する。

区分:
農業生産工程段階:
品目:
分野:,

関連

経営体制全体

生産体制全体

リスク管理

人的資源

経営資源

栽培管理

専用項目

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