区分
人的資源
農業生産工程段階
全般
品目
共通
分野
人権保護
取組事項
労働条件を遵守し、労使間における労働条件、労働環境、労働安全等に関する意見交換を実施。
解説
番号 16 で適切に労働者を雇用したら、労働条件を遵守していることが分かるよう記録を残しておく必要があります。
いわゆる「法定三帳簿」と呼ばれる、労働者名簿や賃金台帳、出勤簿がそれにあたります。
これらを適切に整備していない場合、労働基準法違反となる場合があります。
また使用者と労働者との間で労働条件、労働環境、労働安全等に関する意見交換を実施し、実施内容を記録します。労働組合・労働者の代表による団体交渉権を確保します。
農場の経営者は、締結した協約・協定を遵守し、作業者の待遇への不満を吸い上げるように努めましょう。
労使間でコミュニケーションをとり、不平や不満を把握して、改善する努力をすることで、意図的な食品事故や職場環境の悪化を防ぎます。
具体例と想定される対策
番号
21-1
【具体例】
労働者名簿や出勤簿の不備による労働基準法違反が発生。
【想定される対策】
法定三帳簿を適切に整備する。
適宜、労働基準監督署、社会保険労務士に相談する。
番号
21-2
【具体例】
待遇に不満のある作業者により、農産物への意図的な異物混入事故が発生。
【想定される対策】
従業員と雇用者の両者間での話し合いを行う。
話し合いにより従業員の不満を聞き、改善する。
話し合った内容を記録する。