国際水準GAP【穀物】

このエリアの内容は、農林水産省「国際水準GAPガイドライン」を引用しています。

下記URLに掲載されています。
国際水準GAPガイドライン:農林水産省https://www.maff.go.jp/j/seisan/gizyutu/gap/gap_guidelines/index.html

区分

経営資源

農業生産工程段階

全般

品目

共通

分野

環境保全

取組事項

ほ場及び農産物取扱施設で発生した排水(排水中の栄養成分を含む)やそれに含まれる植物残渣、廃棄物等の適切な管理。

解説

農場からは様々な排水が出ます。この排水は環境汚染の原因になるだけでなく、自らの生産工程で使用する水の汚染にもつながります。
まずは自らの農場からどのような排水が出ているかを把握します。
機械類の洗浄水、農薬散布機器の洗浄水、農薬の残液、農産物の洗浄水、培養液の排液などが考えられます。
排水を直接、河川などに流し込むと水源を汚染してしまいます。排水桝や沈殿槽を設け、泥、残渣等を取り除く、機械類の洗浄場所を水源に影響がない場所に確保するなどのやり方が考えられます。
泥や農産物の残渣は、定期的に除去し、排水路が詰まったり、排水が溢れ出したりしないように管理します。
培養液の排液が多かったり、排液中に栄養成分が残ったりしていると、水源の富栄養化の原因となり環境を汚染します。
排液中の栄養分を極力少なくしてから排出しましょう。

具体例と想定される対策

番号

35-1

【具体例】

トラクターの洗浄水により河川を濁水で汚染する事故が発生。

【想定される対策】

洗浄水の排水経路を確認し、水源に流れ込まないよう排水桝、沈殿槽を設置する。
洗浄水が河川に流れ込まない場所に洗浄場所を変更する。

番号

35-2

【具体例】

培養液の排液により水質汚染が発生。

【想定される対策】

養分を極力植物に吸わせてから排水する。
排液の pH、EC 等を測定し、肥料成分が残っていないことを確認して排水する。

区分:
農業生産工程段階:
品目:
分野:

関連

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リスク管理

人的資源

経営資源

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専用項目

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