国際水準GAP【穀物】

このページの内容は、農林水産省「国際水準GAPガイドライン」を引用しています。

下記URLに掲載されています。
国際水準GAPガイドライン:農林水産省https://www.maff.go.jp/j/seisan/gizyutu/gap/gap_guidelines/index.html

区分

生産体制全体

農業生産工程段階

全般・計画

品目

共通

分野

農場経営管理

取組事項

農場経営の方針に基づいた生産計画を策定し、実施した農作業を記録するとともに、実績を計画に対して評価し、必要に応じて次の計画に反映。

解説

農場を安定的に運営するためには、事前に適切な生産計画を立てることが重要です。

生産計画の策定により、計画的な資源の手配(ほ場・作業者・機械設備・資材等)が可能になり、投資も計画できるようになりますし、収穫量の見込みが立てば取引先との継続的な取引、契約が可能となり、販売や営業のスケジュールの根拠としても活用できます。

また、適切な生産計画を立てることは、農場としての生産目標、達成度の評価の基準としても役立ち、やりがいも生まれます。
生産計画に沿って作成する実践した内容に関する農作業の記録は、問題発生時に後からこれまでの作業が適切だったのか確認する基礎資料となります。

また、取引先などから作業内容について問われた際に自らの行動を証明する資料となります。
さらに、計画と実績を比較することにより、改善点を見出し、次の生産計画の基礎資料として活用します。
番号 4 と合わせて、定期的な見直しを行って生産性の向上、効率的な投資など、より良い農場運営を目指します。

具体例と想定される対策

番号

6-1

【具体例】

無計画な作付けにより、管理作業に遅れが発生。

【想定される対策】

収穫までの作業を組み込んだ生産計画を立案する。
計画に基づき、作業者や機械を手配する。

番号

6-2

【具体例】

無計画な作付けにより、収穫作業時に人手不足が発生。

【想定される対策】

収穫までの作業を組み込んだ生産計画を立案する。
計画に基づき、作業者や機械を手配する。

番号

6-3

【具体例】

クレームが発生した際、作業の記録がなく、以下の行
動の正当性を証明できない事案が発生。
・適正な農薬の使用
・安全な水の使用
・適正な廃棄物の処分
・安全な機械の使用
・有資格者による作業の実施

【想定される対策】

いつ、どこで、誰が、何を行ったか、作業者ごとに作業日誌を付ける。
栽培記録として生産の履歴を残す。
記録が付けられているか、定期的に確認する。
記録の漏れ、不備等がある場合には、その理由を確認する。

区分:
農業生産工程段階:,
品目:
分野:

関連

経営体制全体

生産体制全体

リスク管理

人的資源

経営資源

栽培管理

専用項目

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