国際水準GAP
食料・農業・農村基本計画(令和2年3月閣議決定)に掲げる
「令和12年までにほぼ全ての産地で国際⽔準GAPを実施」の実現
国際水準GAPガイドライン目次
青果物
土壌診断の結果を踏まえた肥料の適正な施用や、都道府県の施肥基準や JA の栽培暦等で示している施肥量、施肥方法等に則した施肥計画を立て、計画に基づく施肥の実施。
農産物は、施用された肥料成分の全ては利用できないため、肥料成分の一部が環境中に溶脱、流亡又は揮散します。 このため、過剰な肥料成分量を投入すると、環境汚染(地下水汚染、塩類集積、一酸化二窒素発生等)の… 「続きを読む」
肥料等の使用記録の作成・保存。
肥料の使用状況は、作物の生育状況と比較することにより次作の施肥設計の参考とすることができます。 農産物の品質に問題(生育不良等から生じる、とろけ、腐り、硬化や着花・着果不足等)が生じた際には、使用記録… 「続きを読む」
食品安全(未熟堆肥との接触による交差汚染防止、農産物への接触防止等)、環境保全(環境への流出防止等)、労働安全(崩落・落下、発熱・発火・爆発防止等)に配慮した肥料等の保管、在庫管理の実施。
肥料等(葉面散布剤、堆肥、土壌改良材、微生物資材等も含む)を適切に保管しないと、肥料の固化、劣化が進み、包装が傷んで漏洩する、崩れやすくなる等のリスクが高まります。 その結果、農産物や環境を汚染する危… 「続きを読む」
スプラウト類の農産物取扱工程における衛生管理の実施(管理体制の整備、作業者の健康・衛生管理を含む)。
スプラウト類の栽培に適した温度・湿度は微生物の増殖にも適しているため、万一、栽培中のスプラウトに病原性微生物が付着すると、生産工程中で増えてしまう可能性があります。 したがって、スプラウト類については… 「続きを読む」
スプラウト類の培地、栽培容器の安全性の確認と適切な管理。
スプラウト類の汚染を防ぐためには、スプラウト類の原料種子の消毒だけでなく、栽培に使用する培地、栽培容器などの資材の衛生的な管理が必要です。 具体的な取組として、培地の原料の安全性(重金属、放射性物質、… 「続きを読む」
スプラウト類に使用する水について、水質検査、給水設備の保守管理、異物混入防止対策、微生物汚染防止対策を実施。
スプラウト類の栽培中には、大量の水を、様々な工程で使用します。 そのため、使用する水が病原性微生物等に汚染されていると栽培されたスプラウト類が汚染される可能性があります。 スプラウト類への病原性微生物… 「続きを読む」
スプラウト類(種子、作物を含む)を扱う場所は他の区域との境界を明確にし、衛生管理を実施。
スプラウト類は生育期間が短くすぐに出荷するため、一度汚染されると汚染物質が出荷後まで残存する可能性が高いため、生育の初期の工程(種子の状態)から汚染を防ぐ対策が必要です。 スプラウト類の取扱場所、つま… 「続きを読む」
スプラウト類の生産設備について工程ごとの専用化の実施。
浸種槽、播種機、洗浄機、加湿器、発芽室、緑化設備、冷蔵庫等の設備や機械類を様々な工程で兼用すると、付着した微生物が他の工程に広まってしまい、交差汚染が発生します。 そこで、工程ごとに設備や機械を専用化… 「続きを読む」
スプラウト類の種子の殺菌・衛生管理の実施。
スプラウト類の種子に病原性微生物が付着していると、生産工程で殺菌等を行うことが困難なため、消費者が食中毒になるリスクが高まります。 そのため、播種前に種子を殺菌する必要があります。 温湯や化学薬品処理… 「続きを読む」
きのこ類の原木、菌床資材等、種菌の安全性の確認と適切な管理。
きのこ栽培に使用する資材が重金属や病原性微生物、化学物質、放射性物質で汚染されていると、きのこの汚染、きのこの生育不良につながります。 そのため資材の購入、受入段階で安全性を確認することが重要です。 … 「続きを読む」
きのこ類の培養施設の温度・湿度等の適切な環境条件の維持及び衛生管理の実施。
目的とするきのこの生育に適した温度・湿度を保たないと発生・成長が阻害されてしまいます。 また、施設内に目的とするきのこの菌以外の害菌、雑菌が侵入、繁殖、蔓延すると、きのこの生育阻害、品質低下を招く恐れ… 「続きを読む」
菌床資材及び工程別作業についての記録の作成・保存。
出荷するまでの品質検査できのこに異常を発見した場合や、出荷したきのこについて顧客からのクレームが発生した場合、使用した資材や作業の内容、栽培環境や条件を確認することにより、問題の発生原因を特定し、再発… 「続きを読む」