取組事項
スプラウト類の培地、栽培容器の安全性の確認と適切な管理。
解説
スプラウト類の汚染を防ぐためには、スプラウト類の原料種子の消毒だけでなく、栽培に使用する培地、栽培容器などの資材の衛生的な管理が必要です。
具体的な取組として、培地の原料の安全性(重金属、放射性物質、病原性微生物、溶出物質等)、容器の素材の安全性の確認、受け入れた培地、容器の衛生的な保管(保管場所の清掃、消毒、作業者の手洗い、保管場所への土足立入禁止等)も徹底します。
栽培容器のように、再使用する器具は洗浄を徹底し、熱湯や次亜塩素酸水等で殺菌処理します。
使用済みの容器と、洗浄、消毒済みの容器を混合、接触しないように、識別と分別を徹底します。
具体例と想定される対策
番号
67-1
【具体例】
栽培容器が保管時に汚染され、農産物への汚染が発生。
【想定される対策】
保管場所を清掃し、栽培容器を清潔な袋に入れて保管する。
作業者の手洗いを徹底する。
保管場所への土足での立入を禁止する。
使用前に栽培容器に異常がないか点検する。
番号
67-2
【具体例】
使用済みの栽培容器、器具の消毒不徹底による汚染が発生。
【想定される対策】
栽培容器、器具の消毒マニュアルを作成し、実施を徹底する。
使用済み栽培容器、器具と消毒済み容器、器具の区別と分別を徹底する。
区分
Ⅶ専用項目
農業生産工程段階
栽培
品目
スプラウト類
分野
食品安全