農薬使用計画に基づき、適正に農薬を使用するとともに、使用前に使用濃度や散布方法など、適正な使用方法の再確認を実施。

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区分

栽培管理

農業生産工程段階

栽培

品目

共通

分野

食品安全

番号

53

取組事項

農薬使用計画に基づき、適正に農薬を使用するとともに、使用前に使用濃度や散布方法など、適正な使用方法の再確認を実施。

解説

農薬を使用する際には、農薬ラベルに適用作物、使用回数、使用量、希釈倍数、収穫前日数、使用上の注意事項や被害防止方法等が記載されていますので、必ず確認しましょう。
「農薬取締法」では、容器又は包装にあるラベルの表示内容を確認し、表示内容に従って使用することが定められています。
ラベルの表示内容を遵守していないと、農薬使用基準違反に問われたり、残留農薬基準違反により出荷した農産物を回収しなければならなったりする場合があります。
また、最終有効年月を過ぎた農薬は、効果が保証されないだけでなく、使用基準が変更されている場合には、表示内容を守っていたとしても残留農薬基準違反になる可能性があるので、使用しないようにします。
間違いを回避するために、最終有効年月を過ぎた農薬は明確に識別、分別して管理し、できるだけ早急に廃棄物処理業者へ依頼すること等により適正に処分します。

具体例と想定される対策

番号

53-1

【具体例】

思い込みによる間違った農薬を使用し、使用基準違反が発生。

【想定される対策】

使用前に農薬使用計画を確認する。
農薬の使用の都度、容器又は包装にあるラベルの表示内容を確認する。

番号

53-2

【具体例】

最終有効年月を過ぎた農薬を使用し、防除効果が不足。

【想定される対策】

使用前に最終有効年月を確認する。
最終有効年月を過ぎた農薬を使用しないように識別、分別する。
最終有効年月を過ぎた農薬を早急に処分する。

番号

53-3

【具体例】

最終有効年月を過ぎた農薬を使用し、結果的に残留農薬基準値の超過が発生。

【想定される対策】

使用前に最終有効年月を確認する。
最終有効年月を過ぎた農薬を使用しないように識別、分別する。
最終有効年月を過ぎた農薬を早急に処分する。

SDGsへの貢献
(17の目標、169のターゲット)

2.4 生産性を向上させ、生産量を増やし、生態系を維持し、気候変動や極端な気象減少、干ばつ、洪水及びその他の災害に対する適応能力を向上させ、漸進的に土地と土壌の質を改善させるような、持続可能な食料生産システムを確保し、強靭(レジリエント)な農業を実践する。(即ち持続可能な農業を促進する。

3.9 有害化学物質、ならびに大気、水質及び土壌の汚染による死亡及び疾病の件数を大幅に減少させる。(即ちすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。

12.4 合意された国際的な枠組みに従い、製品ライフサイクルを通じ、環境上適正な化学物質やすべての廃棄物の管理を実現し、人の健康や環境への枠組みを最小化するため、化学物質や廃棄物大気、水、土壌への放出を大幅に削減する。(即ち持続可能な生産消費形態を確保する。

国際水準GAP
食料・農業・農村基本計画(令和2年3月閣議決定)に掲げる「令和12年までにほぼ全ての産地で国際⽔準GAPを実施」の実現

このページの内容は、農林水産省「国際水準GAPガイドライン」を引用しています。
下記URLに掲載されています。
国際水準GAPガイドライン:農林水産省https://www.maff.go.jp/j/seisan/gizyutu/gap/gap_guidelines/index.html


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