経営資源【5】(29)

取組事項

土壌の侵食を軽減する対策の実施。

解説

土壌は降雨や強風によって侵食を受けるため、放置すれば作物を健全に生育させるための作土層が失われます。
土壌の性質によって侵食を受けやすい場合があるので、必要に応じて、作物を栽培していない時期に被覆作物を栽培する、防風措置を施す、畦畔や土手が崩れないように維持・強化するなど、土壌の侵食を防ぐ措置を行います。
具体的には、以下のような取組により、土壌を健全に保ち、降雨や強風による侵食を防ぐことで、農産物生産を継続できるようにします。
(取組例)
・適地における不耕起栽培
・被覆作物の栽培(草生栽培を含む)
・植生帯の設置
・等高線栽培
・風向きを考慮した畝立の実施、防風垣の設置
・堆肥の施用等による土壌の保水性・透水性の改善 等

具体例と想定される対策

番号

29-1

【具体例】

豪雨により、傾斜地ほ場の表土が流亡し作柄が悪化。

【想定される対策】

等高線栽培を実施する。
土壌の物理性改善によって透水性を向上する。

区分

Ⅴ経営資源

農業生産工程段階

土づくり

品目

共通

分野

環境保全

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