農業分野では、担い手の減少・高齢化の進行等により労働力不足が深刻な問題

この問題は、かなり以前から言われていた問題です。

なぜ、「担い手が増えないのか」を気が付かないと改善されることはないでしょう。

例）現場での指導を丁寧に、解かりやすい説明。
経験からお話をさせていただきます。
稲作を始めた時に言われた言葉ですが、「隣接する圃場の管理を真似をしろ」です。
一昔前の人は、この説明で十分な成果をあげられたのでしょうか。・・・疑問です。

製造分野では、こんな説明をしていたら危なくて仕事が出来ません。・・・でも、農業分野は？

例）対処方法を解りやすく指導する。
稲作は、雑草との戦いです。
稲作1年生が、除草剤の説明書を読んで、理解できるとは考え難いです。
1年、2年・・・と経験を重ねて、適切な除草剤を選び、適切な時期に散布できるようになって行くと思います。
しかし、残念なことに、雑草との戦いに敗れた時は、説教とダメ出しです。

これでは、どの分野の担い手は逃げていきます。・・・でも、農業分野は？

若い担い手が増えない限り、高齢化は進行します。（農業分野だけではないです。）

農業の現場では、依然として人手に頼る作業や熟練者でなければできない作業が多く、省力化、人手の確保、負担の軽減が重要な課題

熟練者でなければできない作業は、農業分野だけに存在する者ではないのではないでしょうか。

製造分野においても、同じではないですか。・・・製造分野でも匠の技が存在します。

しかし、製造分野は以前と比べると、経験が浅い者でも作業が出来るように工夫されています。・・・設備投資も。

昔からの方法にこだわりが・・・。・・・変化を好まない分野？

改善するには、ある程度の変化と設備投資を考えないと難しいと思います。